新生銀行のパワースマート住宅ローンのメリット・デメリット

今回は新生銀行のパワースマート住宅ローンについて解説します。ネット銀行のランキング上位に掲載されていてこの住宅ローンがどんな内容でどんな特徴があるのか私なりの見解で解説してみますので最後まで是非読んでください。公式HPに金利+諸費用が魅力の住宅ローンNO1 口コミランキングNO1と掲載されています。

新生銀行のパワースマート住宅ローン 6つの特徴

選べる変動金利!

    • 変動金利   0.45% (2021年3月適用) 事務取扱手数料 定率型
      • 事務取扱手数料 借入金額*2.2%
    • 変動金利   0.65% (2021年3月適用) 事務取扱手数料 定額型
      • 事務取扱手数料 借入額がいくらでも5.5万円~

新生銀行のパワースマート住宅ローンの特徴である、選べる変動金利 事務取扱手数料が①定率型タイプ(変動フォーカス)②定額型タイプと選択出来る様になっています

ネット銀行の特徴である保証料は0円なんですが、事務手数料が定率型の場合、借入額の2.2%必要。これはauじぶん銀行、ミスター住宅ローンREALと同様です。ただし、新生銀行のパワースマート住宅ローンの場合は事務取扱手数料の定額型が用意されているのが他行とは異なる所です。

一般銀行系では保証料が必要で前払い方式と金利上乗せ方式がありそれと似ている考え方です。事務取扱手数料 借入額の2.2%払わない代わりに金利が0.2%増える内容となっています。

新生銀行のHPには 借入額1000万借入額5000万のそれぞれ定率型 事務取扱手数料が 22万円、110万円と定額型事務取扱手数料が5.5万円といかにもメリットがある様に表現されていますが金利0.2%の総返済支払い額の比較をすると以下の様になります。

例① 5000万円の借入 返済期間35年 ボーナス払い無し

金利0.45%の場合 毎月返済額 128,690円 総返済額 54,049,800円

金利0.65%の場合 毎月返済額 133,134円 総返済額 55,916,280円

金利0.2%の違いで 総返済額の差額は 1,866,489円

因みに事務取扱手数料 借入額の2.2%は 5000万円*2.2%=1,100,000円

事務取扱手数料1,100,000円<金利0.2%上乗せ 1,866,489円

その差 約76万円

※事務手数料を払った方(定率型)が絶対に得!!!!

 

例② 3000万円の借入 返済期間35年 ボーナス払い無し

金利0.45%の場合 毎月返済額 77,214円 総返済額 32,429,880円

金利0.65%の場合 毎月返済額 79,880円 総返済額 33,549,600円

金利0.2%の違いで 総返済額の差額は 1,119,720円

因みに事務取扱手数料 借入額の2.2%は 3000万円*2.2%=660,000円

事務取扱手数料660,000円<金利0.2%上乗せ 1,119,720円

その差約50万円

※事務手数料を払った方(定率型)が絶対に得!!!!

ミスター住宅ローンREALのメリット・デメリット
今回はミスター住宅ローンついて解説します。住信SBIネット銀行の住宅ローンになりますがどんな内容でどんな特徴があるのか私なりの見解で解説してみますので最後まで是非読んでください。特徴としてはネット銀行とは異なり、対面で相談&手続きが可能な住宅ローン商品になります。

住宅ローンと併せて諸費用も同じ金利でご利用いただけます

  • 不動産会社への仲介手数料
  • 火災・地震保険料
  • 管理準備金
  • 各種税金
  • 修繕積立基金
  • 上下水道加入負担金
  • 住宅購入資金の借入にかかる手数料

上記内容の諸費用も住宅ローン金利で借入出来るのはメリットだと思います。一般的には諸費用は諸費用ローンの取り扱いになりプロパーローン(金利2%等)で組むケースが多いですので、変動金利などの低金利で借りられるのは良いと思います。

おトクな0円サービス

  • 保証料0円
  • 一部繰り上げ返済手数料0円
  • 団体信用生命保険料0円
  • セブン銀行ATMなど出金手数料0円

セブン銀行ATM出金手数料0円のメリット以外はどこの銀行でもほとんど0円ですので特別感は無いですね。

あなたに合わせて選べる安心パック

  • 安心パック スタンダードプラン
  • 安心パックW 共働き家庭におすすめのプラン 事務取扱手数料 165,000円 クーポン利用
  • 安心パックS  自然災害に備えるプラン    事務取扱手数料 165,000円 条件あり

この安心パックについては、条件がわかりにくく決して使い勝手が良いとは言えません。変動金利定率型(変動フォーカス)を選択した場合は、安心パックW、安心パックSは利用出来ません。安心パックのみです。安心パックW、S共 事務取扱手数料165,000円が必要で、借入額、借入年数にも条件があります。安心パックSの条件には固定金利タイプが原則でボーナス返済は利用できない等の条件があります。

この安心パックの中で注目をしたのはコントロール返済です。これはやばいでしょ!!

コントロール返済について

  • 正式名称は元金据置サービスといいます。お客さまが一部繰上返済を行い返済期間が短縮された場合に、短縮された返済期間の範囲内で元金返済を据え置き、月々の支払いを利息支払いのみにすることができるサービスです。
  • コントロール返済は、本サービスお申込時点の返済期間が借入時より短縮されている限り、何度でもご利用できます。
  • コントロール返済の手数料は無料です。
  • コントロール返済をご利用いただくことで、元金据置期間中の支払額を減らすことができますが、元金据置期間中は元本残高は減少しません。お申込時点の最終返済期日が元金据置期間分だけ延長されますので、コントロール返済のご利用前よりも利息支払額が増え、総支払額は増加しますのでご注意ください。

ある意味メリットかも知れませんが、繰り上げ返済をする事によって短縮した期間分だけ、元金は据え置きで金利のみ支払うと言う内容。今どきの低金利で借りた場合、まとまった金額を繰り上げしないと思ったほど期間短縮しないので注意が必要です。たしかに返済に困った時は利用しないといけないかも知れませんが、元金は減らないのでリボ払いみたいに金融機関が儲かる仕組みです。

auじぶん銀行住宅ローンのメリット・デメリット
今回はauじぶん銀行住宅ローンについて解説してみます。最近よく目にするauじぶん銀行についてどんな内容でどんな特徴があるのか私なりの見解で解説してみますので最後まで是非読んでください。HPによると価格ドットコム住宅ローン部門別第1位の様です...

自宅に居ながら相談から契約まで可能!

  • 申込前の相談もビデオ通話、電話にて対応可能
  • 事前審査、契約手続きも来店不要でWEBにて完結

基本メールのやり取りしか出来ないネット銀行と違い、ビデオ通話、電話対応は良いと思います

お申込みのお客様一人ひとりに専任スタッフ

申し込み後、融資実行まで専任担当制でしっかりサポート

ネット住宅ローンでは安心の事前相談からビデオ通話、電話対応、申し込み後の専任スタッフ体制などこのサービスは非常に良いサービスだと思います。

住宅つなぎローン(アプラスブリッジローン)

新生銀行では住宅つなぎローンを用意しています。

通常銀行融資は抵当権設定時でしか融資実行出来ない為、土地購入、建物着手金、建物中間金等はつなぎ融資が必要です。金利約2.6%+事務手数料100,000円 その他仮登記の費用等が必要です。他のWEB銀行では準備もされていないので新生銀行は優しい銀行だと思います。つなぎ融資についてはこちらを参照してください↓

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まとめ

今回は価格ドットコムでも上位に紹介されている 新生銀行のパワースマート住宅ローンを取り上げてみました。私なりにまとめると以下の様になります。メリット、デメリットを理解して利用する様にしましょう。

メリット

  • 申込時よりビデオ通話にて対応が可能
  • 金利がほどほど安い
  • 手数料、諸費用も含めて借入が可能
  • WEB契約手続きも可能
  • 申込後専任のスタッフによる専任体制にて対応
  • 土地融資、中間金の支払いなどつなぎ融資を準備している

デメリット

  • 事務手数料借入額の2.2%が必要
  • 事務取扱手数料55,000円のパターンは注意が必要(メリット無し)
  • もちろんつなぎ融資が必要(つなぎ金利、仮登記、事務手数料必要)
  • 融資実行時、司法書士面談が必要、平日休みを取る必要がある
  • コントロール返済は気を付けないとやばい

以上、最後まで読んで頂き有難うございました。今後もいろいろな銀行の住宅ローンを紹介していきたいと思います。

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