戸建て住宅解体工事費用について

今回は建て替えの場合、古い住まいの解体する為の準備について解説します。旧家屋を建て替えて新築建物にする場合、解体工事をしないといけない為、その解体工事について解説します。

平成12年5月建設リサイクル法が制定

平成12年5月に建設リサイクル法が制定され、解体工事にて排出される廃棄物について再資源化を行い再利用する事が決められました。この年以降、解体工事費用が高額になったいきさつがあります。現場にて分別解体しなくてはいけなく工事の手間が増えたのとリサイクル料金を支払わなくてはいけなくなった為、解体工事費用が以前と比べて高くなりました。

  • 木造家屋 3万円/坪~
  • 鉄骨建物 5万円/坪~
  • コンクリート建物 7万円/坪~

上記はおおよその解体工事費用の目安ですが、木造で35坪の家本体(120㎡)ならおおよそ100万円くらいです。その他、駐車場土間コンクリート、既設コンクリートブロック塀、物置、カーポート等は別途費用になりますので予算組とすれば150万円程は見ておいた方が良いでしょう。また最近アスベストの問題があり建材にアスベスト(石綿)が使われている場合はアスベスト処分費が別途かかります。

解体工事見積りは複数社から見積りを取りましょう

出来れば費用をかけたくないのが解体工事費用です。数社から見積もりを取りますと金額が異なる場合がありますので何社から見積もりを取ることをおススメします。建物の種類、解体工事場所、シーズンによっても異なります。

解体工事前迄に準備しないといけないこと

  • 一般ゴミの処分
    • 食品、衣料品などは一般ゴミで処分が必要です、カーテン、布団、衣類、カーペット等は事前にそれぞれの各市町村の定める適正処分が必要です
  • 家電リサイクル法に定められている家電の適正処分
    • エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの家電4品目はリサイクル料金が必要で適正処理をしなくてはいけません。最近ですと水銀が含まれる蛍光灯についても適正処理が必要ですので解体前には外しておかないといけません)

  • 仮住まいの手配、引っ越しの手配
    • 仮住まいは建築工期にもよりますが4ケ月~6ケ月程度は必要となります。短期での仮住まいになりますので意外と仮住まい探しに苦労される方も多いです。引っ越しは自分達で行えれば費用を抑えることも可能です。大型の家具、家電のみ業者を使うと言う手段もあります。
  • 電力会社、ガス供給会社、ケーブルTV会社、NTT等通信回線会社などの撤去手配
    • 解体工事着工前までに、ライフラインの撤去依頼をしなくてはいけません。電気は電気メーターの撤去、ガスは引き込み管の撤去が必要です。通信回線がある場合も供給会社に連絡をして撤去の依頼が必要です。大抵撤去するにあたって撤去費用が必要な場合がありますので予め予算を組んでおきましょう。水道に関しては解体工事期間中も水道は使用しますので解体業者に確認してください。水道料金を業者が後から支払うケースが多いです。
  • ご近所への近隣挨拶 解体前お祓い 郵便局への転送届 宅急便などへの仮住まいお知らせ等
    • ご近所への挨拶まわりは工事着手の2週間前くらいで良いと思います。いきなり明日から解体しますでは驚かれると思いますので。解体前のお祓いをされる方もみえます。解体前に神主にて解体前お祓いを希望される方は予め手配が必要です。郵便局は転送の手配が出来ますが、宅急便など予定していない配達には仮住まいの表示を工事看板などに記載してもらうのも良いかと思います。

以上、今回は解体工事前に準備について解説しました。実は建て替えをされる方が一番、大変なのが引っ越しをする為の準備(解体前の片づけ等)がいちばん大変だと言う意見が多いです。今度は新居に来るときの引っ越しなのでワクワクしますが、長年住み続けた不要な荷物の整理と処分で大抵の人はもう二度と引っ越しはしたくないと言われます。

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