今回は住宅ローンのはなしです。家づくりを考え始めるとローンの事が気になると思います。若い方で現金一括払いをする方は殆どいなくローンを利用される方が殆どです。そこで住宅ローンっていくら借りられるの?とか自分たちはローン借りれるのかな?とか疑問がわいてくると思います。そんな悩みを今回は解決します。
借入をする場合、大きく分けて①フラット35 ②銀行系ローン ③社内融資 ④共済融資 等があります。フラットについては以前に詳しい紹介をしていますのでリンクページを参照してください。


ローン事前審査申し込み
住宅ローンを借り入れする場合、必ず住宅ローン事前審査が必要になります。これは担保評価よりも個信(個人信用情報)を取得するのがメインになります。後は勤務先の属性、勤続年数など審査の対象となります。この事前審査にあたり、サラリーマンの方であれば源泉徴収票2年分、自営業の方であれば決算書3期分が必要になります。後は本人確認資料、運転免許証、健康保険証などが必要になります。事前審査申込書に記入後、銀行に提出をすると約1週間後には審査の結果が出ます。サラリーマンの方であれば早ければ翌日回答、自営業者の方も含めて約1週間以内には回答結果が出ます。

事前審査の回答OKが出れば、概ね借りれ可能となります。その後ローン本申し込みになるのですが、銀行系の場合は団体生命保険が加入条件となりますので、正式申し込み時、過去に大きな病気、手術を行った場合、また現在治療中等告知書の記入が必要となります。内容によってはローン申し込みを断られる場合がありますので心配であれば事前審査の時に告知書記入をした方が良いと思います。
あと注意点としてはローン事前審査通過後、大きなローン(車の購入等)、キャッシングは避けてください。本申し込み時にNGになる場合があります。事前審査では担保評価(建物、土地の担保評価)まではしていませんので本申し込み時に減額回答になる場合もあります。
銀行系は厳選徴収票が必要となりますので原則、1年以上の勤務が必要となります。但しヘッドハンティングによる転職、医師の転職などは1年未満でも審査の対象となります。銀行系はやはり本人の属性重視です。
借入可能額の件ですが、返済負担率35%以内が原則になります。例えば年収400万の場合、400万*0.35=140万円 年間の返済額が140万円以内が原則になります。月々10万円*12ケ月 ボーナス加算額 10万円と言うイメージです。審査金利にもよりますが審査金利2%の場合、上記条件ですが約3500万円の借り入れが可能となります。年収、借入金融機関により条件は異なりますので詳しくは銀行へ問い合わせください。
返済負担率の落とし穴
年収の35%と言う話をしましたが返済負担率には現在の車のローン、分割払い、キャッシング等も含まれますので注意が必要です。奨学金は返済負担率には加算されません。例えば以前に30万円の物を購入して10回払いの分割払いをしたとします。毎月約3万円の支払いになると思いますが、返済負担率に加算されてしまうので、先ほどの例でいくと 返済負担率35%の場合 毎月10万円ボーナス10万円の加算ですので、毎月3万円の分割払いがありますから、住宅ローンとすれば毎月7万円しか借り入れが出来ないのです。3万円分借り入れが出来ないと言うことです。この3万円分をローン額に換算すると900万円になりますので、毎月3万円の分割払いがある人は最大で3500-900=2600万しか借りられないことになります。買い物の購入額ではなく、毎月の支払い額がポイントです。ですから車のローンで5万円/月に払っている方は非常に厳しくなります。この場合は一括して返済するのが得策です。
ご夫婦で車を去年購入したばかりだよと言う方が多いのですが、しかも高級ミニバン等で毎月5万円払っている方の場合は当然、ローン借入額は厳しくなります。まあご夫婦で年収がかなりあれば問題ないですが。車の購入は住宅ローンを借り入れしてからにしましょう。
以上、今回は住宅ローンを借りる時に最初どうすれば良いのかを述べました。上記述べた内容は初期段階の話ですのでいずれ中盤以降の記事を書きます。